最高の時計は、原子の中の電子のリズムを数えている。トリウム229は、もっと珍しいものを提供してくれる。原子核そのものをレーザーで励起できるのだ。それが原子核時計への道を開く。
合肥とウィーンのチームは、赤外線のレーザー光を波長148.4ナノメートルの紫外線に変えた。そしてその光を、トリウムを含む結晶に通した。原子核はいくつかの鋭い周波数で光を吸収する。
10秒ごとに、レーザーはいちばん鋭い線に合わせて自分を補正した。このループは30時間連続で保たれた。チームは、ロックが続いているうちに運転を止めた。脱ガスによって光が弱まっていたからだ。
3時間近く平均すると、ずれはおよそ10兆分の1だった。最高の原子時計はいまでもはるかに優れている。だが、同じ結晶のかけらは、三つの研究室で同じ線のパターンを示した。
出典:A solid-state nuclear clock based on VUV absorption spectroscopy of ²²⁹Th, https://arxiv.org/abs/2610.10056











